完璧を求めない勇気

一分間のサプリ

「やるからには完璧にやらなければならない」 「きちんとやりたい」

そんな向上心が、時として自分自身を追い詰め、周囲との摩擦を生んでしまうことがあります。 中国の知恵『菜根譚』20条は、あえて「余白」を残すことこそが、自分を守り、長く幸せでいられる秘訣だと説いています。

【原文と読み下し文】

菜根譚 前集 第20条

原文: 事事、留個有余不尽的意思、便造物不能忌我、鬼神不能損我。若業必求満、功必求盈者、不生内変、必召外憂。

読み下し文: 事事(じじ)、個(こ)の有余(ゆうよ)不尽(ふじん)の意思を留(とど)むれば、便(すなわ)ち造物(ぞうぶつ)も我を忌(い)むこと能(あた)わず、鬼神(きしん)も我を損(そん)すること能(あた)わず。 若(も)し業(ぎょう)は必ず満(まん)を求め、功(こう)必ず盈(えい)を求むれば、内変(ないへん)を生ぜざれば、必ず外憂(がいゆう)を召(まね)かん。

【出典・語句解説】

  • 有余不尽(ゆうよふじん): 余りがあって尽きないこと。完璧に使い切らないこと。
  • 造物(ぞうぶつ): 万物を作り出した創造主、あるいは自然の摂理。
  • 業(ぎょう): 仕事や事業、積み重ねてきた功績。
  • 満(まん)・盈(えい): 満ち足りること。
  • 内変・外憂: 内部からの崩壊と、外部からの災い。

【現代語訳】 何事も余裕を残し控えめにする気持ちを持っていれば、創造主が私を忌み嫌って禍を加えることはできないし、神霊も私に害を加えることはできない。しかし、仕事において常に完璧な成功を求め、功績も必ず受分であることを求めるならば、内部からトラブルが起きるか、さもなければ外部から思わぬ災難を招くことになるでしょう。

【まとめ】

まじめな人ほど完璧主義になりがちですよね。本当に大変です。

完璧主義は、「私なんてダメだなぁ。」と考えてしまう傾向にあり、自分を苦しめる原因になります。

そんな時は、この言葉を思い出してみてください。

「心もおなかも八分目が一番。完璧じゃない自分を面白がる。ついでに人生も面白がる。また、腹八分目は太らない」

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